自然環境を守る

近年、世界中で環境問題や地球温暖化による影響が問題視されています。それは宮古島においても例外ではありません。ゴミ問題、海洋汚染、サンゴの減少、地下水の保全など、小さな島である宮古島が抱える問題は多く、観光地として、人々が暮らす地域として適切なマネージメントが求められています。

宮古島の自然環境の課題

サンゴの減少

海の生き物の住処であり天然の防波堤とも言われる、美しいサンゴ。その美しい宮古島のサンゴは近年急激に減少しており、危機的な状況に陥っています。数十年の間にサンゴが全滅してしまう可能性を指摘する声もあります。海水温上昇によるサンゴの白化、天敵のオニヒトデによる被害、日焼け止めや化粧品の影響、遊泳時の接触による破壊など、サンゴの減少の原因は多岐に渡りますが、人的な影響も決して少なくありません。

漂着ゴミ問題

宮古島の海岸には、黒潮や季節風によって大陸から大量の漂着ゴミが流れ着きます。北東の季節風の時期は、一年で最も漂着ゴミが多くなり、美しいビーチがゴミに覆われ景色は一変します。漂着ゴミは、海岸の景観を損ねます。また、漂着した注射針や火薬類などの危険物は、ケガの原因にもなります。海洋生物が餌と間違えて食べてしまったり、体に巻きついて死んでしまったり、生態系にも悪影響を及ぼしています。

自然環境を守るガイドライン
(観光客の皆さま向け)

「サンゴにノータッチマナー」を守りましょう。

「サンゴにノータッチマナー」とは、豊かな生態系を生み出すサンゴ礁や生物を未来に残すための宮古島の取り組みです。全部で6つあり、どれもサンゴ礁や生物の成育に欠かせないものです。6つの取り組みの内容は、ガイドライン全文よりご覧ください。

動植物を採ったり、傷つけたりしないでください。

島内の植物や動物は宮古島のかけがえのない財産です。絶滅危惧種や固有種の動物・植物が数多く生息していることでも知られています。複雑な生態系のバランスで成り立っている宮古島の自然を守るために、むやみに採ったり傷つけたりしないよう心がけをお願いします。ビーチの砂や落ちているサンゴも対象です。

海鳥の営巣場所へ近づくのはやめましょう。

宮古島には多くの海鳥が生息しています。子育ての季節にはとくに親鳥は神経質になり、周囲の危険を感じたり、巣のまわりの様子が変化したりすると、子育てを放棄し巣を捨ててしまうことがあります。鳥たちがしっかり子育てし、また休めるよう営巣場所へ接近しないようにしてください。

自分で出したゴミは必ずお持ち帰りください。

ゴミは放置すると美しい景観を台なしにしてしまうだけでなく、 野生の動植物に悪影響を与える場合があります。ご自分で出されたゴミは必ずお持ち帰りください。タバコのポイ捨てもお控えください。ポイ捨てはほかの地域と同様に宮古島でも条例により犯罪(過料)となります。

ゴミの削減を心がけましょう。

宮古島市では「エコアイランド宮古島2.0宣言」において、家庭ゴミは2030年までに10%減、2050年までに20%減を目指し取り組むなど、島をあげてゴミの排出量削減を掲げています。旅行者のみなさまもエコバッグやマイボトルを積極的に利用していただくなど、ゴミの削減にぜひご協力ください。

釣りを楽しむときは釣り禁止区域や立ち入り禁止の場所へは入らないでください。

釣りは自然の中や、公共のスポット・港など多くの人が利用する場所で楽しむものですが、そこを管理・所有していたり、漁業で利用している人がいます。釣り禁止区域および立ち入りを禁止しているエリアでの釣りはお控えください。それ以外の場所では、ライフジャケットを着用するなど安全な装備でお楽しみください。

砂浜や公園でのバーベキューおよび火の使用は原則禁止されています。

火のトラブルや生態系などへの悪影響から、宮古島では砂浜や公園でのバーベキュー、火の使用は禁止されています。花火や焚き火も同様です。島内にはバーベキューを楽しめる民間の専用施設 がいくつもありますので、ぜひそちらをご利用ください。

ガイドライン項目

宮古島の生物多様で美しい自然や文化、地域の人々の生活を持続可能にしていくために、
「サスティナブルツーリズムガイドライン」の遵守、ガイドラインを遵守しているツアーの利用にご協力ください。

SNS

インスタグラム・フェイスブックで宮古島の情報発信や活動報告をしています。

関連リンク

宮古島に関するお役立ちサイトをご紹介します。

お問い合わせ

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