宮古島の文化

宮古島に古くから根付く文化や祭りを紹介。

御嶽(うたき)
御嶽(うたき)

御嶽とは、集落を守り神に祈る「拝所(はいしょ)」のことで、宮古島には1,000を超える御嶽(うたき)があるといわれています。“水無し島”であった宮古島。湧水や降り井(ウリガー)に寄り添うように人々が暮らし、村落が形成され、湧水を大切にし祈る習慣が生まれました。他にも大木や巨石などを御嶽として島人は大切に祀ってきました。多くの地区の祭事行事で踊られるクイチャーも、雨乞いがルーツと言われています。

パーントゥ
パーントゥ

パーントゥは、2019年「来訪神 仮面・仮装の神々」として、ユネスコ無形文化遺産に登録された祭祀です。パーントゥは、身にまとった蔓草に「ンマリガー」と呼ばれる神聖な井戸の泥を付けて集落をまわります。泥を塗られた人は1年間無病息災になると言われ、大人から子供まで、そして新築の家や自家用車も泥だらけになります。
※パーントゥは集落の大切な祭事ですから、観光で参加する際には支障となる行動は控えましょう。

宮古馬
宮古馬

宮古馬(方言:ミャークヌーマ)は日本在来馬8種のうちの一つ。小型で、沖縄県の天然記念物に指定されています。宮古島では古くから農耕用や荷駄運搬用に利用され農家の暮らしに欠くことができない家族のような存在でした。1980年代ごろまでは、平良市街の西里通りでも宮古馬の馬車が行き来していました。その後、時代の流れと共に頭数は減ってしまいましたが保全活動によって保護され、現在は50頭前後の宮古馬がいます。現在、宮古馬に会える施設は、宮古島市体験工芸村(宮古島市熱帯植物園)や宮古島熱帯果樹園「まいぱり」などがあります。

宮古上布
宮古上布

~世界一繊細な麻織物がこの島に伝承されている奇跡〜
宮古上布はイラクサ科の苧麻(ちょま。方言ではブー)の繊維を原料糸とする麻織物です。苧麻の繊維を爪で髪の毛よりも細く裂き糸をつくるため、上布は世界一手間のかかる「麻織物の最高峰」といわれています。1975年には国の伝統工芸品に、1978年には国の重要無形文化財に指定されました。江戸時代には、貢納布として納められました。その後「東の越後、西の宮古」と賞され、麻織物の最高峰であり島の宝物なのです。

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