宮古島の課題のひとつに「ゴミ問題」が挙げられます。日本でも有数の美しい海岸を有する宮古島ですが、年間通じて多くの漂着ゴミが流れ着き、島の中ではポイ捨てや不法投棄の問題も深刻です。
このページでは、こうした課題を解決するための取り組みをご紹介します。宮古島を訪れる皆さんが「島を守る」取り組みに参加するきっかけにしてみてはいかがでしょうか?
宮古島は、地理的な条件から島の北東部に多くの漂着ゴミが流れ着きます。特に冬場は海岸を覆うほど大量のゴミが漂着している時もあります。ゴミの種類もさまざまで、ペットボトルやプラスチック製の破片、漁具や発泡スチロールが大部分を占めています。また、海水と紫外線の影響で漂着ゴミが劣化しやすく、細かいプラスチック(マイクロプラスチック)も大量に見られます。
近い将来、この美しい海がゴミで溢れかえらないようにするためには、私たち⼀⼈ひとりが⽇頃から3R *などを意識することが⼤切です。
※3R
限りある地球の資源を有効的に使い、循環型社会を⽬指すためのアクションです。
•Reduce…使⽤する資源の量を少なくすること、廃棄物の発⽣を抑制すること
•Reuse…使⽤済みとなった製品を廃棄せずに、繰り返し使⽤すること
•Recycle…廃棄物などを原材料やエネルギー源として再利⽤すること
宮古島では漂着ゴミ対策として様々な取り組みがされています。個人でのビーチクリーン(海岸清掃)や、団体として定期的にボランティア清掃を実施している方々もいます。
また、宮古島市ではボランティア清掃で集めたゴミの受け入れもしています。ボランティア清掃で集めたゴミを無料で受け入れてもらうためには、宮古島市環境保全課へ「宮古島市ボランティア清掃申込書」を事前に提出し、自己搬入の予定日などを事前に報告しておく必要があります。
日常の中で取り組めるエコアクションとしてエコアイランド推進課が推奨している取り組みが「ワンハンドクリーン・アクション」です。団体が主催する清掃活動に参加できなくても、気づいた時にゴミを一つでも拾って持ち帰ることで誰でも簡単にエコアクションに参加することができます。
また、市民や観光客が拾った海洋ごみは、島内のホテル(現在4箇所)に設置した専用ボックスに集め、市が回収するまで一時保管してくれます(未来に残そう宮古ブループロジェクト)。
毎⽇の暮らしの中で気づいたらゴミを拾う、観光の途中に拾う。そんなエコの輪が広まることを⽬指した取り組みですので、みなさんぜひご利⽤くださいね!
※ワンハンドクリーン・アクションの啓蒙のための取り組みです。ゴミの量が多い場合は、宮古島市が定める清掃⼿順に則って⾏ってください。
拾った海洋ごみは、このロゴマークが貼ってある専⽤ボックスで回収します。ご利⽤の際は各ホテルスタッフにお声がけください。
※海洋ごみ(プラスチックやペットボトルのみ)以外は回収できません。
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